中潟憲雄さん(以下、中):諸般の事情がありまして、短期間で完成させる必要がありまして、……初めてのPS2でしかも期間がない、今回実にチャレンジャブルなお仕事をさせていただきました。(笑)
猪谷公彦さん(以下、猪):ゲームを作るにあたって、いつも納期の問題がつきまとうのですが、特に、『ファイズ』の場合はオンタイムで番組が放映されながらも、放映中の一番盛り上がっている時期にユーザーさんへ届けたいと思っていました。
開発中に未収録分の、先々のストーリーで登場するキャラクターなど、ある程度決まってる部分もあるのですが、そのキャラクターの細かなディテールまではわからないことがほとんどです。ゲームを作るにあたり、できるだけファンの方に喜んで頂けるよう、先々登場するキャラクターの(ゲーム用)モデルを作ったりもするのですが、そのキャラクターがどういった技を使い、どういう動きをして……ということまでは実際に見てみるまでわからないのです。
ですので、モデルはできあがっていても完成したゲームに組み込まれていない、出すに出せないキャラクターもいたりして、心残りに思うこともあります。これは多くのオンタイムで放送しているキャラクターゲームにつきまとう悩みであると思います。毎度毎度、「この設定までは入れたい、このキャラまでは出したい……」というようなジレンマがつきまといますね。
中:ただ、ミドルウェアを使うことによって、開発効率がよくなる部分が多分にありますので、そういった意味では、開発難易度が高くなっても、かなり旬のキャラクターまでを入れ込むことができるようになったのではないでしょうか。 |