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Image第3回 絵を仕事にしたいなら、 1日12時間くらい描かないとダメですね。8月21日更新

 キャラクターデザイナー:高山箕犀さん

 

今回は魅力的なキャラクターを生み出し続けるキャラクターデザイナーの高山さん。カワイイ絵柄を描く腕が、真剣な努力によって作られてきたことがわかるはず!

●まず、幼い頃の体験やゲーム制作に興味を持ったキッカケなどを教えてください。

高山さん:うちは父が匡体の修理の仕事をやっていたので、子供のころからブロック崩しやスペースインベーダーなど、ゲームに接する機会は多かったです。だから、筋金入りのゲーム好きでしたね。さらに、中学時代には友人たちのパソコン所有率が高かったんですよ。MSXでベーシックを学んだりしましたし、ゲームを通じた友達とのふれあいがありましたね。当時だと、『ハイドライド』や『ザナドゥ』の攻略話などで盛り上がりました。また、スティーブ・ジャクソンのファンタジー世界に刺激を受けましたね。特に『王たちの冠』の最後のシーンなど、正統派ファンタジーの世界に浸っていました。あとは、遊んで面白いと思ったら、“なぜそれが面白いと思ったのか”を自分なりに考えていたことが現在につながっているのではないでしょうか。

●クリエイターになることができた秘訣を教えてください。

image高山さん:実はきっかけ自体は偶然なんです。大学卒業後しばらくは、舞台の大道具をやっていました。幕張で働いていたのですが、東京ゲームショウで石川くんにばったり再会して、彼にスカウトされました。学生のみなさんとはルートが違って、変わった経緯ですよね。でも大事ことは同じで、横のつながりです。誰とでもコミュニケーションをとって、仲よくしておくとチャンスが巡ってくると思いますね。また、大道具の経験はグラフィックやキャラクターデザインの仕事に役立っています。例えば背景だと、建造物の構造について基本的な部分を知っていますから、ちゃんとした建物を描けるのです。

●キャラクターデザイナーになるためのヒントをお願いします。

高山さん:スタートからキャラクターデザイナーができる人は、あまりいないと思うんですよね。最初はグラフィッカーとして入社して、背景や塗りなどの仕事をしっかりすることが大事です。下積みをやらないと、キャラクターデザイナーにはなれません。自分も入社したてのころは、毎日自分の仕事が終わった後に上司にお願いしてデッサンなどの勉強をさせていただきました。これが今の自分を支えているので、当時の上司には感謝していますね。マンガ家志望とかキャラクターデザイナー志望の若い方と話す機会があるときは、いつも「1日にどれくらい絵を書いてる?」と尋ねています。でも、びっくりするほど短い時間しか描いていないんです。絵を仕事にしたいという学生さんなら、1日12時間くらい描かないとダメですね。ごく一部、天才という人はいると思います。でも、そういうひとは稀で、僕らは凡人なんです。凡人が天才に勝とうと思ったら、時間をかけるしかありません。仮に天才が1日12時間描いていたら、僕らはそれ以上やらないと絶対追いつかないんですよ。

●ゲームスクールに通うメリットは、どんなところでしょうか?

高山さん:これは人脈と講師ですね。言い方は悪いですが、講師をどんどん利用することがメリットにつながります。基本は自学自習で、わからないことだけ講師に聞く、というくらいの気持ちで勉強しないとダメです。そして、講師の方には現役クリエイターが多いと思いますので、そうしたコネを使ってアルバイトや就職を勝ち得るということもスクールならではの利点でしょう。また、学生時代に作った友人は一生のつきあいになると思うので大事にした方がいいですよ。

●最後にクリエイター志望者へ向けたエールをお願いします。

高山さん:ゲームの開発というのは、非常に長いスパンでやるものなんです。だからこそ、マスターアップした後のビールの味は格別なんですよね(笑)。学校を卒業して、その後開発に携わればもう20歳を過ぎていると思いますので、そこをめざしてがんばってください(笑)。

 

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