第2回 “苦しさを上回る充実感が絶対にある”。
それがプログラムの仕事です。8月14日更新
●まず、幼い頃の体験やゲーム制作に興味を持ったキッカケなどを教えてください。
石川さん:子供のころからゲーム一色でしたし、小学校4年生くらいでこの仕事を意識していましたね。中学生のころに学校で進路希望を“ゲームデザイナー”だと伝えたのですが、先生がこの仕事を認識できていないような時代でした。「そんな仕事が本当に存在するのか」という感じで、説明するのに苦労した記憶があります。具体的な努力を始めたのは中学生のときで、もともとはプログラマーをめざしていたというよりは、とにかくゲームを作りたかったんです。そこで、ゲームの作り方を調べると、結局誰かがプログラムを書かなければならないとわかりました。でも、友達でプログラムを書ける人はいなかったので、“ゲームを作ること=プログラムを組むこと”になっちゃった……というわけです。また、兄がプログラムをやっていましたので、それを見て勉強した部分もあります。兄は自分より先に、ゲームメーカーでプログラマーになりました。
●クリエイターになることができた秘訣を教えてください。
石川さん:子供のころに試行錯誤しながら学んだことや、興味を持つ姿勢があったことですね。これは、基本的に今でも役に立っています。わからないことは調べるしかない環境でしたし、就職までは基本的に独学だったので、自分で解決したことが力になったと思いますね。クリエイターになったのは、兄の紹介で就職したことがスタートです。自分自身は某社のタイトルが非常に好きで、そのメーカーに入りたかったんです。しかし、兄が先に入ってしまったんですね。兄弟で同じ会社というのも……ということになり、関連の会社に紹介してくれました。基礎ができていたこともあり、あっさりと採用してもらえました。
●プログラマーになるためのヒントをお願いします。
石川さん:プログラマーに必要なのは、論理的な思考力ですね。これは、義務教育や高校で訓練できます。あと、コスト意識が重要でしょう。立場が上になればなるほど、コスト意識が求められます。
●ゲームスクールに通うメリットは、どんなところでしょうか?
石川さん:漠然とした考えでただ通っているだけでは、プログラマーにはなれません。何もいわれなくても、自分の作りたいゲームを勝手に作りはじめるくらいでないとダメです。そして、自分の力だけでは及ばないところを仲間や先生に助言してもらうようにしてください。また、スクールで仲間ができれば、それはその後も協力しあっていける人脈ができたということです。せっかくの環境なので、うまく利用してほしいですね。
●最後にクリエイター志望者へ向けたエールをお願いします。
石川さん:プログラマーという仕事は、現役である限り勉強し続ける職種です。しかし、プログラムが好きな人だったら、勉強は全然苦にならないと思うんですよね。壁に当たる苦しい時期もあるでしょうが、同志を見つけて励ましあい、うまく乗り越えてほしいです。勉強をして知識がつけば、楽しさがわかるはず。“苦しさを上回る充実感が絶対にある”これがプログラムの仕事です。逆に、プログラムを完成させて充実感を感じない人は、クリエイターには向かないと思います。
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